腰痛・腰回りの傷害の色々な原因を理解するためには、腰の領域の通常の状態を理解することが大切です。この部位に関連する組織としては、腰椎、椎間板、脊椎と半月板周辺の靭帯、脊髄と神経、そして筋肉に大きく分けられます。
腰椎は脊髄を怪我から守る目的と同時に、椎骨がうまく積み重なることで動き(可動)をサポートできるようになっています。腰椎は最も大きく、大部分の体重を支えています。この部位は頸椎よりは劣るものの、胸椎以上の可動を可能にしています。また、腰椎の椎間関節は大きな屈曲・伸展を可能にしていますが、回旋に対してはしっかりと制限しています。