内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)
関節内側の大腿骨から脛骨までに伸びる靭帯で、幅広で平らな強力な靭帯です。深部組織が内側半月板に固く付着しています。
◯主な役割・・・膝の外側からのストレス(外反)に抵抗し、膝を保護します。
外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)
丸みを帯びたひも状の靭帯で、大腿骨外側から腓骨の頭に伸びています。
◯主な役割・・・膝の内側からのストレス(内反)に抵抗し、膝を保護します。
前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい)
関節内部、脛骨の前部から大腿骨の後部に向かって伸びる靭帯。
◯主な役割・・・膝関節の過伸展(伸びすぎる)を予防します。また、大腿骨に対して脛骨が前方にズレることを制限します。
後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)
関節内部、脛骨の後部から大腿骨の前部に向かって伸びる靭帯。
◯主な役割・・・膝の過屈曲(曲がりすぎ)を予防します。また、大腿骨に対して脛骨が後方にズレることを制限しており、これは階段や急な斜面を降りるときに、重要な働きをします。
半月板(はんげつばん)
脛骨の土台に付着している繊維軟骨。断面でみると、外側の縁に沿って分厚く、内側の縁では薄くなっています。
◯主な役割:力の吸収と消散させる役割があります。また、不揃いな関節面を一致させることで関節をよりスムーズに動かす手助けをしています。