関節の種類
手首(橈骨手根関節)は顆状関節です。顆状関節とは一方の骨の凸面が楕円状、対となる骨の凹面が楕円状になっていて、この二つがお互いにはまり込む関節のことをいいます。この関節は2軸性を持っているため、2軸性を組み合わせることで限定的な円運動も可能になります。
母指関節(母指手根中指関節)は鞍関節と呼ばれています。鞍関節は、一方の骨の突き出した関節面が鞍の形(人が馬に乗るときに用いる馬具の一種)をしていて、もう一方がそこにはまり込む形になっています。この関節も顆状関節同様に2軸性を持っているため、組み合わせることで限定的な円運動も可能になります。